バリュー投資その①(株価収益率、PERから)

バリュー投資とは、お買い得銘柄を探すことだとお話ししました。私は「バリュー」と聞くと、マクドナルドの「バリューセット」を思い浮かべます。ビッグマック、ポテト、ドリンクをそれぞれ単品で注文するよりセットで注文する方がお得ですよね。

一般社団法人確定拠出年金推進協会の藤田です。
お買い得な商品やサービスに出会うと嬉しくなります。「あのサービスは、バリューあるよね。」と言ったりします。
バリュー投資でよく使われる指標は、株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)の二つです。
まず、株価収益率(PER)について説明します。PERとは、Price Earnings Ratio(プライス アーニングス レシオ)の頭文字を取ったものです。プライスは株価、アーニングスは収益、レシオは率です。株価を一株あたりの利益で割ったもので、単位は倍となります。
PER=株価/一株あたりの利益(倍)
現在の株価が、一株あたりの利益の何倍で取引されているのかを計算します。ここで、注意したいのが、一株あたりの利益の計算には「予想利益」を使用するのが一般的だと言うことです。
また、一株あたりの利益のことをEPSと言います。Earnings Per Shareの頭文字で、アーニングスは利益、パーはあたり、シェアは株です。
次回は、ソフトバンク、NTTドコモ、KDDIを例にとり、PERの利用の仕方を具体的に見ていきましょう。

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