平均余命と確定拠出年金の役割り

人生100年時代という言葉を最近耳にすることが多くなったのではないでしょうか。確かに、100歳以上長生きする人の数は、年々増えていってます。今回は、正確に、65歳まで生きた人の平均余命を見ていきましょう。

一般社団法人確定拠出年金推進協会の藤田です。
老後の生活を支えてくれるのが年金制度ですが、一言で老後といっても、若い世代ではピンとこないことが多いかと思います。そこで、老後とはどの程度の期間あると考えたらよいか、65歳を定年退職の年齢と考えて、余命何年あるのかを紹介します。
厚生労働省の「2018年簡易生命表」をみると、平均寿命は男性81.09年、女性87.26年となっています。一方、年金受給しているころの65歳の平均余命は男性で19.57年、女性で24.43年となっています。したがって、65歳まで生きた人は男性で84.57歳、女性で89.43歳まで生きる計算となります。
定年退職したあとも、ほぼ社会人として働いてきた年数の半分ほどの年月が老後の生活として存在することがわかります。そのため、公的年金である国民年金、会社員や公務員が加入している厚生年金だけでは生活費が足りなくなる可能性が高いと考えられます。
そこで、積み立て方式の確定拠出年金が大きな役目を担ってくることになります。
長生きするのも、善し悪しだとの議論がこれから増えてくると想像しております。延命措置のことや安楽死のことですが、微妙なテーマです。


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