投資信託のメリットとデメリットその②

メリットの多い投資信託ですが、今回は、デメリットについて見ていきましょう。まず、「投資を信じて託する」ので、それ相応のコストがかかります。また、元本が保証されないのもデメリットのひとつであると言えます。

コストについて考えてみます。購入時にかかる手数料と投資期間中にかかる手数料、さらに売却時にかかるコストの3つがあります。
購入時にかかる手数料は、販売手数料とも言います。銀行や証券会社の窓口で投資信託を購入する場合、一般的に、1%から3.5%程度の手数料がかかります。一方、確定拠出年金の投資信託には、購入時の手数料はありません。
投資期間中は、「信託報酬」という管理手数料がかかります。ファンドで株や債券を購入した時と売却した時に手数料が発生します。投資信託は、運用のプロに任せて投資を行うため、運用する人に対して報酬を払う必要も出てきます。信託報酬は、保有している投資家全員で投資家の保有残高に応じて年率0,1%から1.8%程度のコストを負担します。
売却時においては、信託財産留保額というコストが発生する場合があります。2019年現在、確定拠出年金の投資信託ラインナップの中で信託財産留保額を取られる投資信託は少数となっています。一般的に、0.1%から0.3%程度です。
元本が保証されていないことについては、次回お話しします。


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