投資信託の主なリスク-その1

確定拠出年金にラインナップされている投資信託には各種リスクが伴います。リスクを理解したうえで、上手に投資信託で運用しましょう。


一般社団法人確定拠出年金推進協会の藤田です。
確定拠出年金においては、元本確保型の預金・年金保険・傷害保険等に加え、内外株式・債券・不動産等に投資する色々なタイプの投資信託が品揃えされています。もちろん、元本確保型の商品にも、銀行・保険会社が倒産するなどのリスクはありますが、懸念するほどの大きさではありません。一方、投資信託には、大きい小さいという差はありますが、いくつかのリスクを念頭においておく必要があります。投資信託の主なリスクについて説明していきます。

まず、価格変動リスクです。価格変動リスクとは、投資信託が組み入れている株式や債券、REITなどの価格が変動する可能性のことです。株価や債券価格は最終的には市場における需給によって決まりますが、一般的には、国内及び海外の政治・経済情勢、株価であれば企業業績、債券であれば金利水準・発行する国や企業の信用力の変化等の影響を受けます。
他にも色々なリスクはありますが、すべてのリスクの影響を受けるのが価格変動リスクです。
リスク・リターンというときのリスクとは、この価格変動リスクを指します。
次回に続く。


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