投資信託の主なリスク-その2

価格変動リスクに影響するその他のリスクについて、もう少し詳しくみてみましょう。

一般社団法人確定拠出年金推進協会の藤田です。
前回は、価格変動リスクに影響する色々なリスクがあると話しました。その中で多くの方がご存じの2つのリスクを説明します。
まず、為替変動リスクです。為替レートが変動する可能性のことです。外国通貨建ての株式や債券に投資する投資信託の場合、基本的に為替変動リスクがあります。円換算価格は円高になると下落、円安になると上昇します。為替レートが大きく動くと、株価・債券価格の上昇分や配当・利息など吹き飛んでしまうくらい影響があります。
次に、金利変動リスクです。金利変動により資産価格が変動するリスクのことで、債券に最も影響を与えるリスクです。 一般的に、債券価格は金利が上がると下落し、金利が下がると上昇します。また、満期までの期間が長い債券ほど、金利変動の影響を大きく受ける特徴があります。現在のような低金利・マイナス金利が続いているときは、影響度はそれほど大きくはありませんが、ひとたび金利が反転して上昇し始めたら要注意です(そのタイミングを予想することは難しいですが。)。
次回に続く。


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