知っておきたい確定拠出年金の留意点-その3

引き続き、運用の方法について知っておきたいことの紹介です。


一般社団法人確定拠出年金推進協会の藤田です。
それでは、このように多くの種類がある商品から、どのようにして商品を選べばいいのでしょうか。
運用商品を選ぶポイントには、「選ぶ仕組み」と「選ぶ基準」があります。
「選ぶ仕組み」とは、次の3点です。
・あらかじめ用意された運用商品の中から選ぶこと
・運用商品の組み合わせや割合は、自由に決めることができること
・運用商品は、いつでも変更できること
組み合わせの割合は、1%きざみで100%になるように決めていきます。例えば、元本確保型25%、株式型投資信託を50%、債券型投資信託を25%の割合にしたり、また、これら3つの運用商品の割合を均等に配分したりすることができます。
「選ぶ基準」にも3つのポイントがあります。
・運用の目標を立て、リスク許容度を把握すること
・リスク許容度に見合った資産配分をすること
・年代に応じた資産配分をすること
運用商品は、ローリスクであればローリターン、ハイリスクであればハイリターンを期待できます。自分自身のリスク許容度を把握することで、運用商品を選ぶ基準が見えてきます。制度を運営する金融機関によっては、リスク許容度を把握できる簡単なアンケートが用意されていることがありますので、利用されることをお薦めします。
次回に続く。


タイトルとURLをコピーしました