知っておきたい確定拠出年金の留意点-その6

今回は、確定拠出年金制度の加入者がどのようなサービスが受けられるのかを紹介します。


一般社団法人確定拠出年金推進協会の藤田です。
加入者へのサービスの提供は、運営管理機関が行います(運用関連や記録関連の業務について、
他の機関に委託するケースもありますので、サービスの提供元を良く確認しておくことが必要です。)。
まず、加入時(または加入前)には、テキストやツール等が提供されます。制度の概要、資産運用、
運用商品の情報、手続き等が分かり易く編集された冊子です。加えて、企業型の確定拠出年金の
場合は、セミナー形式で制度の説明や投資教育が行われたりします。
加入後のサービスは、運営管理機関のWEBやコールセンターを通じて提供されます。資産残高の照会、
毎月の購入商品割合の変更、積立金のスイッチング、各種シミュレーション等が瞬時に行えます。
また、定期的に(年1~2回)、書面で資産残高・取引履歴等が連絡されますので、自身の確定拠出年金
の状況を確認できます。
なお、企業型確定拠出年金においては、導入時の投資教育に加え、2018年5月の法改正によって、
導入後の継続投資教育も事業主の「配慮義務」から「努力義務」に格上げされています。
加入者にとっては、プラスの改正であり、有効に活用したいものです。
次回に続く。


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