運用商品を選ぶ為の基礎知識その②

インフレに弱い金融商品は?


インフレになると金利が上昇します。金利を上昇させてインフレを抑え込むことを「インフレ抑制策」と言います。そのメカニズムは、以下の通りです。
1,金融機関からの借入金利が上昇する
2,企業や個人の借り入れのニーズが減退する
3,企業は設備投資や人員を減らし、個人は住宅の購入などを控えるようになる
4,商品やサービスの売れ行きが悪くなり、給与やボーナスも減る
5,商品やサービスの価格が下がってくる
6,景気が悪化する

現在、アメリカではIT企業を中心に、大規模な人員削減が行われています。日本でも、今年に入ってから、長期金利が上昇し始めました。

このような金利が上昇する時に保有すべきでない金融商品(価値が下落する)は、以下のようなものがあります。

銀行預金・郵便貯金、国債・社債が代表格です。
郵便局にお金を預けると、通常貯金は、0.001%、定額貯金は、0.002%です。
個人向け国債(新窓販国債)は、2年0.005%、5年0.3%、10年0.5%となっています

現在の日本のインフレ率は、2%を超えていますので。郵便貯金や国債の価値は、確実に目減りするのです。

確定拠出年金の運用商品ラインナップの中で金利上昇に弱い金融商品は以下の通りです。
・元本確保型として入っている、定期預金、傷害保険、個人年金
・日本債券型投資信託、外国債券型投資信託

一度、ご自身の運用商品を確認してみると良いでしょう。意外と元本確保に入っていることが多いですよ。

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