2022年確定拠出年金法の改正をどう活用する?その②

確定拠出年金は頭文字をとって「DC」と呼ばれていますが、そもそも何の頭文字なのでしょうか。また、よく耳にする「DB」とは?


確定拠出年金は英語では「Defined Contribution」となります。Definedは「確定した」、Contributionは「拠出」と訳されます。積み立てた金額が確定しているが、受取は、運用の結果で決まるので「確定拠出」となるわけです。なので、確定拠出年金は、頭文字をとって「DC」と言われます。

DCの他にメジャーな年金制度に「確定給付年金」があります。
給付が確定しているということで、確定拠出の反対ですね。英語では「Defined Benefit」で、「DB」と略して呼ばれます。大企業中心の年金制度です。Benefit(給付)が確定しているのですから少し安心感がありますね。

企業型DCの掛金の上限は、DCのみの場合は55,000円ですが、DBも同時並行で行っている企業の場合は27,500円と半額になります。理由は簡単で、DBの制度が入っているような企業は恵まれているので、半額で良いでしょう、というものなのです。

これから前回の続きです。
2022年10月から企業型DCと個人型DC(iDeCo)に同時に加入できるようになりました。

DBと企業型DCを併用して取組んでいる会社の役職員の方の掛金の上限は、27,500円です。この範囲内であれば、iDeCoに上限10,000円で加入できます。

iDeCoの加入の下限の掛金額は5,000円で、1,000円刻みで設定できます。

注意していただきたいのは、企業型DCでマッチング拠出を行っている場合、マッチング拠出とiDeCoを併用できないので、どちらかを選んでいただく必要があります。


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