何故、私は、企業型DCの取り扱いを始めることとなったのか?② ― 代表理事 藤田雅彦

チーム★確定拠出年金研究会の発足


確定拠出年金推進協会 代表理事の藤田雅彦です。
前回のコラムでは、私が企業型DCに出会った経緯をお伝えしました。その中で、人材派遣会社の会長さんのお話をしましたが、彼は、私にとっての「師匠」のような存在です。何か、新しいことに取り組もうとした時は、いの一番に「提案」に行きます。彼の反応によって取り組むか取り組まないかを決めるのです。私にとって、彼の反応は「リトマス試験紙」のようなものです。
実は、彼の反応が悪かったのに、○○販売会社を作って、3カ月で撤退した経験があります。

「リトマス試験紙」で「Go」と出たので、本格的に事業開始です。

一人で行うのは何事も大変なので、仲間を募るのですが、その前にDC事業の名前を作りました。その名も「チーム★確定拠出年金研究会」。当時、2011年から書籍の制作を手伝っていて、2012年2月に「誰か教えて! 一生にかかるお金の話」を出版しました。若い女性をターゲットにしたライフプランの本です。その時の出版に関わったチームを「チーム★ライフプラン研究会」と称していたのです。何となく、格好いいなと思い拝借しました。

次に、ホームページの制作です。自らホームページビルダーを購入し、5月6日(ゴールデンウィーク最終日)、一日かけて完成させることができました。

企業型DCは、企業の経営者や従業員には、当然にメリットの多い良い制度ですが、企業型DCを広める人にもメリットが無ければ、いくら良い制度でも広まりません。もちろん、私にも、です。


収益配分が決まったところで、一緒に企業型DCを広めてくれる仲間づくりをしました。幸い、外資系生命保険会社から変額保険に係る研修を依頼されていました。研修の終わりに「チーム★確定拠出年金研究会」の宣伝をしたところ、研修のたびに数名の方が興味を持っていただき、研究会に加わっていただきました。当協会の理事は、研究会発足当時の初期メンバーです。

企業型DCは、時代と共に使い勝手の良い制度に進化しています。2012年は、企業型DCにマッチング拠出が追加されました。従来は、企業が従業員の掛金を決めるだけで、従業員の意思で掛金を決めることができませんでした。企業が出してくれる掛金が上限となりますが、従業員も給料の中から、自らの意思で掛金を追加で拠出できるようになったのです。

さらに、2014年には、企業型DCの拠出できる年齢が60歳になるまでから65歳(2022年から70歳)になるまでに引き上げられました。また、掛金の上限額が51,000円から55,000円(現在も同じ)に引き上げらました。

次回は、一般社団法人確定拠出年金推進協会の設立の経緯についてお話しします。

★確定拠出年金制度とは?★
 
★確定拠出年金アドバイザーにご興味のある方★


タイトルとURLをコピーしました